Ｍちゃんは、IBJ内の他相談所で１年程婚活を経験していました。「別の婚活支援方法を受けたい。環境を変えて、心機一転して婚活を再開したい。」というご意向がありました。
そうはいっても、同じIBJシステムを使って、同じIBJ会員さんたちとのお見合いであることに変わりありません。
一方で、前相談所の担当婚活カウンセラーさんとは同じ意見ではないこともあるだろうし、婚活支援する方法もまったく同じということはあり得ないことを説きました。
移籍入会してから、前の婚活カウンセラーさんのほうが良かったと後悔することになったら困ります。
何が同じで何が違うかを明確にしてから、後はＭちゃんの判断に任せることにしました。（＊移籍入会に際して所定の入会審査を行っています。）

「これで婚活を辞めてしまったら、悔いが残ります。まだ消化不良なんです。あと１年間、やるだけのことをやって、それで結婚できなければ諦めます。
それに、初回カウンセリングを受けに来たときに感じたんです。私には、優しく聞いてくれるだけではなくて、時には引っ張っていってもらえる婚活支援が必要だなって。」
慣れている前相談所のほうがＭちゃんにとってストレスがないのではないかと不安視する私をまるで説得するように、はっきりと答えてくれました。
活動を一新したいという意向もあって、プロフィール写真も自己ＰＲ等も全く異なるものへと変更させていただき、エプーズモアカラーの婚活支援をＭちゃんに提供することに決めました。

Ｍちゃんは、40歳代・地方在住・ご実家暮らし・恋愛経験ほぼ無し・平日休みという条件ながら、プロフィール作成も工夫したことで、お見合いは期待以上に成立しました。
複数の仮交際相手がいらっしゃいましたが、感情に流されずにしっかりと考えられるＭちゃんは、担当婚活カウンセラーへ連絡・相談してくださいながら、ダラダラとデートを重ねずにご縁を判断できました。
成婚退会したのは、エプーズモアへ移籍入会して１番最初にお見合い成立したお相手です。
おふたりの居住地は、車で片道２時間以上かかる距離でしたが、交際5か月間でデート回数は20回を超えました。
サービス業で土日休みではないにもかかわらず、Ｍちゃんは決してそのことを理由に活動を停滞させなかったことが活動を長期化させなかった一因です。

ところがそんなＭちゃんも、真剣交際に入って成婚退会が目に見えてくると、結婚への迷いや不安を吐露するようになりました。
その迷いや不安になっていることをすべて打ち明けていただき、１つずつ担当婚活カウンセラーと話し合いました。
同意することもあれば、諭すこともあれば、お相手にこう聞いてみて、こう話してみてと助言させていただくこともありました。

Ｍちゃんは担当婚活カウンセラーへ言いにくいだろうことも包み隠さずに打ち明けてくださいました。
感情よりも理論で考える傾向があるため、その点をご本人に指摘させていただいた上で、感情論からメスを入れたり、理論からメスを入れたりしました。
Ｍちゃんが決断に迷った時には、片方の道を選択したらどうなるか？もう片方の道を選択したらどうなるか？そんなお話もしていきました。
１つ１つ整理していくと、答えははっきりとしてきました。

移籍して、あと１年だけがんばってみるとおっしゃってくださったＭちゃんですが、活動半年で成婚退会となりました。
成婚退会手続きの日、Ｍちゃんは活動を振り返り、笑顔で話してくださいました。
「（婚活は）諦めたら終わりだと実感しました。相手に求め過ぎてしまうと、相手チェックになってしまいます。
相手をチェックする視点を持つ前に、自分はどうなのか？相手に選んでもらえるのか？
相手から”いいな”と思ってもらえるようになろうと心掛けていました。

私は、本当はラフな服装が好きなんです。婚活を始める前は、スカートではなく動きやすいパンツスタイルばかりでした。
でも、婚活を始めてからは変えました。男性から見たら、ラフなパンツスタイルより女性らしいスカートのほうがいいだろうと思い、スカートを履くようになったんです。」

成婚退会（婚約）から半年後にご入籍です。
末永いお幸せを願っております。

群馬県在住・40代女性の婚活